趣旨・内容について

今日、簿記の基本知識は、企業活動や経営を理解するため、経理・会計担当者のみならず、業種・職種を問わず企業人すべてに必要とされており、企業からは短期間でこれを習得するための目標となる資格と学習支援の仕組みが求められております。
また、教育機関からは、簿記初学者が簿記の基本をしっかりと理解し円滑に学習を継続できるよう、学習の進捗に応じて習得度を確認しつつ、きめ細かな指導を図りたいとのニーズが寄せられております。
こうしたことから、簿記初学者向けの入門級として、新たに簿記の基本原理および企業の日常業務における実践的な簿記の知識の習得に資する内容で、学習の進捗にあわせて試験実施できるネット試験方式による「初級」を創設し、平成29年(2017年)4月から施行することにいたしました。
新しく設けた「初級」が1~3級と同様に定着・ご評価いただき、皆様の簿記学習・指導の一助となりますことを願っております。

概要

  • 程度・能力
    簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、業務に利活用することができる。
  • 受験資格
    制限なし
  • 合格基準
    100点満点で70点以上を合格とする。
  • 試験時間
    40分
  • 試験方式
    インターネットを介して試験の実施から採点、合否判定までを行う「ネット試験」で施行する。
  • 試験会場
    商工会議所ネット試験施行機関
  • 試験日
    試験施行機関が日時を決定
  • 受験料
    2,200円(10%税込)

出題範囲・内容

簿記検定試験初級(出題範囲・内容).pdfをダウンロード