1.
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会社の概要
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会社名:
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株式会社Nテクノロジー
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資本金:
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5,000万円
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会計期間:
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平成18年4月1日〜平成19年3月31日
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業種:
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精密機械の製造業
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消費税:
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課税事業者(本則課税)、税抜経理方式
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2.
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会計処理について
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4月分の取引及び5月分の取引のうち、一部の取引についてはすでに入力済みである。また、会計処理にあったては、すでに入力済みの処理を参考にするとともに、新たな勘定科目や補助科目の追加は行わないものとする。
なお、5月分の取引ですでに入力が終了しているものは、次のとおりである。
- 4月分の電話料金の支払
- 次の4月分経費の総合振込による支払
4月分材料代、4月分外注加工代、4月分運送費、4月分従業員等立替金精算、4月分文具代
- インターネットバンキング手数料
- 4月分売掛金の回収
- 4月分給料の支払
- 労働保険料の支払
- 電気料金、水道料金、ガス料金の支払
- 次の5月分経費の未払計上
運送料、営業旅費、営業雑費、製造雑費、電話料金、文具代、電気料金、水道料金、ガス料金、労働保険料事業主負担額
- 5月分減価償却月割額
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3.
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商品の販売
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顧客からの注文により、精密機械を製造販売している。売上高は、その月に完成・出荷したものを月末に計上している。販売代金は、翌月10日までに当社の普通預金口座に振込入金される。
製品の販売は、販売管理ソフトにより管理している。顧客ごとの売掛金管理は、販売管理ソフトで行っているため、売掛金勘定に補助科目を設けていない。
販売管理ソフトから出力した5月分の販売高合計は、次のとおりである。
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4.
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材料および外注加工費について
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材料を仕入先から購入し、その加工を外注先に依頼している。材料購入額および外注加工費は、その月に購入または発生したものを月末に計上している。代金は、翌月10日までに同社の指定口座にインターネットバンキングを利用して総合振込をしている。
材料および外注加工費は、購買管理ソフトにより管理している。仕入先および外注先ごとの買掛金管理は購買管理ソフトで行っているため、買掛金勘定に補助科目を設けていない。
購買ソフトから出力した5月分の材料購入額合計および外注加工費発生額合計は、次のとおりである。
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5.
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役員報酬・給料手当について
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当社の給与計算期間は、毎月1日〜月末までであり、翌月15日にインターネットバンキングにより各従業員等の口座に振込んでいる。なお、毎月末に当月発生分の給料等を未払計上している。
5月分の給与明細一覧表(合計部分)は、次のとおりである。なお、役員報酬及び給料は販売費・一般管理費として処理し、賃金は製造原価として処理するものとする。
給与明細一覧表(5月・合計)
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6.
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法定福利費について
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当社は、毎月末に当月分の健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料の事業主負担額を未払計上している。事業主負担額は、役員及び従業員から預かる金額と同額とする。
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7.
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その他の支払等について
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その他の支払等については、次の普通預金通帳から判断して処理しなさい。なお、行頭に「*」の付してある取引については、すでに入力済みである。
(注1)
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源泉所得税の納付額であり、4月中に支払った給与等(3月分給料等)から徴収したものである。
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(注2)
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住民税の納付額であり、4月中に支払った給与等(3月分給料等)から徴収したものである。
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(注3)
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4月分の役員報酬および給料の支払額である。
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(注4)
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労働保険料の支払である。金額は、昨年度確定保険料と概算保険料の差額3,300円と当年度概算保険料330,000円の合計額である。昨年度の差額は、昨年度末に未払計上している。
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(注5)
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長期借入金の返済である。当社は、次の返済表(抜粋)にしたがって長期借入金を返済している。
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(注6)
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4月分の社会保険料の支払額である。(4月分の社会保険料の未払計上額および従業員預り金額については、すでに入力済みの電子帳簿書類の記録から判断すること。)
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(注7)
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前期確定法人税等の納付額である。同額を前期末決算において未払法人税等勘定に計上している。
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(注8)
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前期確定消費税等の納付額である。同額を前期末決算において未払消費税等勘定に計上している。
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8.
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月末在庫について
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材料は、在庫管理ソフトにより管理している。材料の5月末在庫金額の合計額は、次のとおりである。
また、原価計算は表計算ソフトにより行っており、仕掛品と製品の5月末在庫金額の合計は、次のとおりとなった。
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