日本商工会議所は、2021年度に実施した、日商簿記、リテールマーケティング(販売士)、日商PC(文書作成)(データ活用)の各検定試験の最上級において、最も優秀な成績を収めた方に対する表彰式を2022年6月23日に行った。本表彰式は1976年度から始まったもので、今回で46回目。コロナ禍により2年間開催できなかったため、2019年6月以来3年ぶりの開催となる。
表彰式では、三村会頭から「商工会議所では、産業人材の育成を図るため、長年にわたり、企業や時代のニーズに対応した、さまざまな検定試験を実施しており、充実した検定試験を活用して、複数のスキルを合わせ持ち、さらなるキャリアアップを目指すことを広く呼びかけています」「各分野で最優秀者となられた皆さんには、ぜひ、他の分野の検定にも果敢に挑戦し、さらなる飛躍のチャンスをつかんでいただきたい」「商工会議所創設者の渋沢栄一は、『日本資本主義の父』と言われた実業家で、民間企業は自社の利益追求だけではなく社会貢献も重要であるとの考えを説きました。日本商工会議所も、今年、創立100周年を迎え、この1年間、『地域とともに未来を創る』をスローガンに掲げて、さまざまな事業を展開しています」「渋沢の意志をつないでいくべく、まさに『未来を創る』産業人材の育成の取り組みを強化したいと思っています」「みなさんには、是非とも後に続く方々の範となり、産業界の発展を担う人材としてさらなるご活躍を期待いたします」とのお祝いの言葉とともに、表彰状と記念品が贈られた。
また、受賞者代表あいさつでは、リテールマーケティング(販売士)検定試験の最優秀者である河合真人さんが「社会から高い評価を受けている商工会議所検定試験の最上級において最優秀者として合格したことは、私たちにとって大きな喜びであり、今後の人生で大いなる自信となるものであります。これを誇りに、ますます研鑽を積み、それぞれの分野や地域で学業や実務に一層邁進してまいります」と今後の抱負を語った。
今回、表彰を受けた最優秀者等は以下のとおり。