2025年3月31日
日本商工会議所
高校生向けデジタル活用セミナー「MADE FROM 未来創造プログラミングセッション」を開催
日本商工会議所は、去る1月23日(木)に、福井県・鯖江商工会議所と連携し、鯖江市内の高校を対象としたデジタル活用セミナー「MADE FROM 未来創造プログラミングセッション 〜プログラミングで未来を創造する力を身につけよう〜」を開催した。
本セミナーはプログラミングをテーマに、生成AIの普及をはじめとしたデジタル化の進展がもたらす社会の変化や、新たな時代が求めるデジタル人材像などについて理解を深めるもの。株式会社TENTO代表の竹林暁氏と株式会社 jig.jp 取締役・創始者の福野泰介氏を講師に招き、トークセッションとワークショップを実施した。
前半のトークセッションでは、「大学受験とプログラミングの関連性」「プログラミングが社会に与える影響」「効果的な勉強方法」をテーマに竹林氏と福野氏が熱い議論を交わした。2025年1月の大学入学共通テストから出題科目に「情報Ⅰ」が新規追加されたことを踏まえ、実際の試験問題を示しながら考察方法を解説するとともに、効果的な勉強方法や習熟度を測るツールとして日商プログラミング検定が活用できることにも言及した。
後半のワークショップでは、高校生がプログラミング言語「DNCL3」を使用したアプリ制作に挑戦した。実際にパソコン上でソースコードを入力してアプリを完成させ、さらにそのQRコードをスマートフォン等で読み込み表示させるというもので、自ら制作したアプリが実際に動くことに感動する声が上がった。自発的にソースコードを変更して異なる内容のアプリを複数制作するなど、プログラミングを一層身近に感じる体験ができる場となった。
本セミナーを通じて、参加した高校生のプログラミングに対する興味・関心を引き上げるとともに、日商プログラミング検定を例に、商工会議所の検定試験が社会人として活躍するための知識やスキル習得に活用可能なことを伝える機会となった。
トークセッションで意見交換を行う竹林氏(左)と福野氏(右) 日商プログラミング検定の活用を説明する福野氏