日商簿記 [第165回1級・2023年11月19日施行]

現在、パソコン周辺機器メーカーの経理部に所属し、主に連結決算を担当されている西島さんは、実務において、複雑で難解な会計処理を扱う場面があるため、体系的に会計の知識を習得することを目標として、日商簿記1級の受験を決意されました。

勉強の工夫点についてはなるべく暗記に頼らず、各会計処理を行う根拠を理解すること、基礎問題(テキストの例題)を反復練習することの2点を重視して学習に励んだそうです。基礎や理論を理解することで、解いたことのない応用問題に遭遇しても解答までたどり着くことができると考えたとのことです。「会社に勤務しながらの受験であり、時間的制約が厳しかったことから、通勤時間や昼休みに勉強時間を確保するとともに、勉強した内容と実務で出会ったときは、テキストで学んだ内容が実務ではどのように処理されているかを考えながら仕事をすることで、簿記に対する理解が深まりました」と語る西島さん。時間的制約がある中でも週25時間・月100時間の勉強時間を確保することを目標とし、それらの目標を達成することもモチベーションの一つとなったそうです。

「今後は、企業結合会計や連結会計などの複雑な会計処理に対応できる人材になりたいです。また、日商簿記1級の知識を基礎にして会計のみならず税務分野においても活躍したいです」と語ってくださいました。

【受験地商工会議所:大阪(大阪府)】