(左から)佐々木氏、阿部氏、小松氏、小林会頭、稲村氏、下橋氏

[日商簿記全国大会「日商簿記-1グランプリ」]

阿部 素直(アベ モトナオ) 氏、稲村 洸希(イナムラ コウキ) 氏、小松 未知(コマツ ミサト) 氏、佐々木 澪音(ササキ レオン) 氏、下橋 大樹(シモハシ ダイキ) 氏

高崎商科大学からは3チームが参加し、全国第1位となったのは5名から成るチーム「会計プロA」でした。同大学の商学部会計学科は、1年次から「簿記」をしっかり身に付けていくカリキュラムになっており、多くの授業において現役の公認会計士による指導体制のもと、日商簿記検定3級から1級の取得を目指しています。2015年度から2023年度は、1級合格者を92名輩出しました。

また、簿記会計教育の専門附属機関として「経理研究所」を設置し、業界を問わず広く社会で求められる「会計プロフェッショナル」を養成する「会計プロフェッショナル講座」を用意。同講座では、日商簿記検定のほか、税理士試験や公認会計士試験の合格に向けた講座も揃えられています。

今回「日商簿記-1グランプリ」に参加した学生は、全員、「会計プロフェッショナル講座」を受講されています。受講生の会計を通じて社会に貢献したいという「志」を実現するためには、日商簿記検定1級に合格すること、1級の知識をしっかり理解することが重要であると考え、挑戦されたとのことです。

1級の勉強にあたっては、論点ごとにしっかり理解することや苦手な分野を作らないことが大事。また、企業にとって簿記が必要な理由が分かると理解が進む、と語ってくださいました。

チームのメンバーである阿部さん、稲村さん、小松さん、佐々木さん、下橋さんからは、それぞれ以下のコメントをいただきました。

「簿記の勉強で学んだことを会計という形で社会に還元できるように、会計の学びを深め広げていきたいです」(阿部さん)

「公認会計士として監査業務を行うことを通じて、社会に貢献していくことを志しています。日商簿記1級で得ることができた簿記の知識を最大限、監査業務に生かしていきたいです」(稲村さん)

「日商簿記1級までの知識を土台として税理士試験、公認会計士試験の短答式、論文式と段階を踏んで確実に知識を広げ深めていき、将来は公認会計士として社会に貢献していきたいです」(小松さん)

「将来目指すべきである、会計の知識を活用し社会に貢献できる人材になるための一歩をこの試験を通じて踏み出せたので、この先も、歩き続けていきたいです」(佐々木さん)

「日商簿記1級は、大学生になって初めて取得した資格のため、非常に嬉しい。今後は、合格までに得た学力を生かし、さらに難関試験である税理士試験、公認会計士試験に挑んでいきたいです」(下橋さん)

【受験地商工会議所:高崎(群馬県)】