《問》公的年金の併給調整に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

1)遺族厚生年金を受給している者が、特別支給の老齢厚生年金の受給権を取得した場合、遺族厚生年金と特別支給の老齢厚生年金を併給することができる。

2)65歳以上の老齢厚生年金の受給権者が配偶者の死亡に係る遺族厚生年金の受給権を有する場合は、受給権者の老齢厚生年金の支給が優先されるが、受給権者の老齢厚生年金の額が、A「遺族厚生年金の額」またはB「遺族厚生年金の額の2分の1と受給権者の老齢厚生年金の額の3分の2の額との合計額」よりも下回ったときは、AとBいずれか高い方の額と老齢厚生年金の額との差額が遺族厚生年金として支給される。

3)障害厚生年金の受給権のない障害基礎年金の受給権者が65歳到達時に、老齢基礎年金と老齢厚生年金の受給権を取得した場合、受給権者は、「老齢基礎年金と老齢厚生年金」もしくは、「障害基礎年金と老齢厚生年金」の組み合わせを選択することとなる。

4)在職老齢年金と雇用保険の高年齢雇用継続基本給付金の併給調整が行われる場合、支給停止される在職老齢年金の額は、1か月あたり、最大で総報酬月額相当額の6%相当額が支給停止される。
6%相当額が支給停止される。

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    注)作問は一般社団法人 企業年金・個人年金教育者協会・DCTA(デクタ)によります。