《問》遺族厚生年金に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1)老齢厚生年金の受給権者の死亡により、遺族が遺族厚生年金を受給するためには、死亡した者の厚生年金保険の被保険者期間が25年以上なければならない。
2)遺族厚生年金を受給することができる遺族は、厚生年金保険の被保険者又は被保険者であった者の死亡当時その者に生計を維持されていた、配偶者、子、父母、孫又は兄弟姉妹のうち先順位の者である。
3)厚生年金保険の被保険者の死亡により支給される遺族厚生年金であって、死亡した者の厚生年金保険の被保険者期間が25年未満の場合における遺族厚生年金の額は、被保険者期間の月数を300月とみなして計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3に相当する額である。
4)経過的寡婦加算は、中高齢寡婦加算が加算されていた遺族厚生年金の受給権者が65歳に達したときに、中高齢寡婦加算に代えて加算されるものであるため、65歳以上で受給権が発生した妻の遺族厚生年金に経過的寡婦加算が加算されることはない。
注)作問は 企業年金・個人年金教育者協会・DCTA(デクタ)によります。