《問》老齢厚生年金に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。なお、厚生年金保険の被保険者期間は、全て第1号厚生年金被保険者に係る期間とする。

1)厚生年金保険の被保険者期間が15年ある1963(昭和38)年10月2日生まれの女性は、特別支給の老齢厚生年金を受給することはできず、原則として65歳から老齢厚生年金を受給することとなる。

2)報酬比例部分を計算する際に平均標準報酬額に乗ずる率は、原則として1000分の7.125であるが、1956(昭和31)年4月1日以前に生まれた者については乗率が異なる。

3)配偶者に係る加給年金額は、当該配偶者が、厚生年金保険の被保険者期間が20年以上の老齢厚生年金を受ける権利がある場合は支給停止される。

4)経過的加算の額は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分として計算した額から、厚生年金保険の被保険者期間のうち1961(昭和36)年4月以降で20歳以上65歳未満の期間の老齢基礎年金相当額として算出した額を差し引いた額である。

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注)作問は 企業年金・個人年金教育者協会・DCTA(デクタ)によります。