2024年7月23日
日本商工会議所
日本商工会議所は、2023年度に実施した、日商簿記、リテールマーケティング(販売士)、日商PC(文書作成)(データ活用)の各検定試験の最上級において、最も優秀な成績を収めた方に対する表彰式を2024年7月10日に行った。本表彰は1976年度から始まったもので、今回で48回目となる。併せて2023年11月に開催した日商簿記の全国大会「日商簿記-1(ボキワン)グランプリ」で、最も優れた成績を収めた団体についても表彰を行った。
表彰式では、小林会頭から「コロナ禍が収束し日本経済が『停滞から成長』へと転換局面にある中で、自身の目標に向かって日々研鑽を積まれ、最上位試験を最も優秀な成績で合格された皆さんの並々ならぬ努力に敬意を表します。また、全国大会で優勝された大学と高等学校、それぞれのメンバーの皆さんの栄誉を讃えたいと思います」「新紙幣1万円札の肖像画となった渋沢栄一翁は商工会議所の創設者であり、『日本資本主義の父』と言われた実業家です。人材育成にも力を入れ、渋沢翁の実学重視の姿勢を今、私どもは検定試験を活用した産業人材育成支援という形で受け継いでいます」「日本商工会議所は2022年に創立100周年を迎え、未来に向けた商工会議所の活動指針として『地域とともに、未来を創る』という宣言を発表しました。これは、希望に満ちた日本と地域の未来を創造するため、各地域の中小企業の発展を通じて、地域経済、ひいては日本経済全体の繁栄に尽力するということを意味しています。その実現の鍵となるのが人材であり、今後、皆さんが地域をけん引する産業人材の一人として活躍され、その結果として、日本全体の活力が強化されることを願っています」「皆さんは、多くの受験者のいわば頂点に立たれた方々であり、今後は、是非とも後に続く方々の模範となり、産業界の発展を担う人材として、ますますご活躍されることを期待します」とのお祝いの言葉とともに、表彰状と記念品が贈られた。
また、受賞者代表のあいさつでは、リテールマーケティング(販売士)検定試験の最優秀者である小栗はるかさんが「社会から高い評価を受けている商工会議所検定試験の最上級において最優秀者として合格したことは、私たちにとって大きな喜びであり、今後の人生で大いなる自信となるものであります。これを誇りに、ますます研鑽を積み、それぞれの分野や地域で学業や実務に一層邁進してまいります」と今後の抱負を語った。
今回、表彰を受けた最優秀者等は以下のとおり。